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翼にHQアンソロのお土産あったのに、まだ帰ってこないだと(笑)
とりあえず、熱海合宿の宿探しと計画練らねばと思っております。

両翼5話です。 2部で主人公を取り巻く男共の思惑な1本です。
ヤクザの世界は適当なので、雰囲気だけお楽しみにください。
トイチって怖いね。っていう事だけ、調べていて解りました。
なにその超金利。+お

71本目です。今年中に100本は無理でしたけど、このままいくと100本行きそうですね、がんばります(笑)


続きから お焚き上げの 黒尾ルームシェア話の1話目です。
1話書いた時はノリノリだったのに、赤葦と月島に押されてどっかいってしまった代物。とりあえず、今年中に供養しておこうかと・・・・・。












今流行りのルームシェアに憧れて、うきうき気分で上京してきたハズだった。合格が決まった瞬間に、ルームシェアエージェントなるサイトに登録して、マッチングして同じ大学一年生女子とこの春からルームシェアをする予定であった。なのに何故、目の前には肩幅の大きな、喉仏のある男がいるんだろうか。お互いにミスマッチングが起こった事を悟り、エージェントに連絡したのだけれど。『あー、他の人と入れ違いになっちゃってますねー、はははは』だと、笑いごとじゃない。こんな3月も末の末、今からいい物件なんてあるはずもなく。現在、リビングかっこ仮にて、今後の事を相談中である。

「とんでもない事になっちまったな」
「とりあえず、ひと月の違約金はせしめたからあれだけど・・・・どうする?」

 お互いに自己紹介を済ませて、春から大学1年という事は理解した。理解けれど、現状は一切変わらない。なんというか、先ほどまで一緒になってエージェントに文句をつけていたので、すでに互いに戦友状態の妙な連帯感は芽生えつつある。なんか、気安い。

「今から探すとか・・・無理あるよな」
「絶対無理。変なところしかないだろうねぇ」

 トイレ共有とかは絶対無理だ。おんぼろアパートに憧れなんぞありもしない、ある程度清潔感がある所は軒並み高い。親に無理言って上京させてもらっているから、家賃は出来るだけ安く。そのために、求めるレベルの物件をルームシェアという事で補おうとした結果がこれか。

「黒尾くんは、実家は都内なんだよね。・・・・どうにかなんない?」
「俺、部活とかあっから、ちょっときっちぃんだわ」

 黒尾くんはスポーツ推薦らしい。そりゃぁ、大学には近い方がいいだろうなぁ。朝練とかあるだろうし。つまり、お互いがお互いに妥協案は見つからない。こんなコンクリートジャングルで伝手もなく部屋を見つけられるあてもないし。問答無用で入学式は迫ってくる。

「・・・・・・このまま、二人で住む?」
「俺は別に構わないけど、そっちがアレじゃね?」

 まぁ、男と女の力の差とか考えた時に圧倒的に不利なのはこっちだろうけど。まずそういった点に置いて配慮する時点でなんとなく、信頼はできると直感的に思う。スポーツ推薦で入学の割には頭はバカじゃなさそうだし、今までの会話での違和感は感じない。それに、必要に迫られているのがお互い様で、この危機的状況を打開するには、お互いに良好な関係を気づくしかないのである。

「別に、襲ったりする気はないんでしょ」
「彼女いるしな」
「そっちのほうが、まずいんじゃない?女と同居って」
「あ゛ーーーーーーー。まぁ、何とかするけど」
「もしもそうなったら、とりあえず社会的に抹殺してあげるから、相応の覚悟をしてね」

 まぁ、複数人での男女混合シェアハウスもあるぐらいだし。別にいいかなぁとは思う。とりあえず、面倒だけど。彼女もいる事だし、釘も差したことだし。2人して思案顔して、目が合った。お互いににやりと笑って、お互いの意見が同じ事が解る。

「ま、一つの経験だと思って。よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしく」

 とりあえず、片づけるかーっと。お互いの荷物の紐解きを始める。家電類はそもそも備え付けなので、基本的には自分の部屋を片づけるだけである。

「部屋、どうする?」
「別にどっちでもいいんじゃね?個別部屋の大きさ変わんねぇし」
「じゃあ、右側使うわー」

 しばらくはお布団で、家具やらは後から考えよう。そうしよう。通販でもいいし、重い物は面倒だ。あとはー、共有スペースをどうするかとー。ルール作りとーあれやこれやとしなければいけない事はいっぱいありそうだ。
 ある程度片づけのめどがついて、ケトルでお湯を沸かす。荷物に入れて置いたお気に入りのマグに紅茶のティーパックをぽとんと落とす。そして、左側の部屋でごそごそしている黒尾くんに声を駆ける。

「お湯沸かしたけど、休憩どー?」
「おー」
「あ、マグかなんかあるー?私自分の分しかないんだけど」
「・・・・・・・湯呑ならあるぞー」
「じゃあ、それ出してきてー」

 リビングには机が一つ。これは、元々の備え付けだけれど。料理するなら、鍋やら調理器具は必要だし、そのへんをどうするかも考えなくちゃいけないのか。面倒だ。あー面倒だー。

 ほい、と渡された湯呑を水でささっと洗ってティーパックを付ける。お湯が丁度湧いたようで、そのまま熱湯を注ぐ。机に座った黒尾くんに湯呑を渡して、私も席に着く。なぜか、段ボールの中に梱包されていた、地元のお菓子は茶うけになった。

「大体片付いた?」
「あぁ、あと少し」
「終わったら共有スペースの物を買いに行かない?」
「あーだな」
「後は、ルール決めないと。後々もめるのも面倒だし。最低限は決めとかないと」
「ルールっつーと、金の事とか、掃除の事とか?」
「あとは、友人を呼ぶとか呼ばないとかでもめる事もあるみたいだねぇ。冷蔵庫の自分のものに名前を書くとか、色々」
「・・・・・・面倒だな」
「私もそう思ったー」

 とりあえず、ざっくりとルールを決めていき、それをノートに書き込んでいく。ある程度決めて、生活を進めて行きながら増やしていけばいいだろう。お風呂使用中の立札とかは、買い出しで回に行けばいいし、ルールを決めながら必要な物も見えて来たので買い物メモも同時に書き込んでいく。共通の財布を作って、そこから持ち出していくことでお金の問題はある程度解決した。
 部屋に友人を呼んでもいいが、呼ぶなら相手の許可を取ってから。彼女との逢引に使ってトラブルになっても面倒なので、それもなし。あれやこれやと、参考サイトをみながらあれやこれやと決めていく。なんとなく、形になってきそうで安心してきた。
 初めはどうなる事かと思っていたけれど、こんな感じで私と黒尾くんのルームシェアは始まったのであった。


たぶん、私に黒尾は無理だったのさ・・・・・・。


プロットのかけら


手違いで ルームシェア

生活の日常。
いい感じで回る。

つぶれた友人を運ぶ。

大地 (もともと 好きだったひと)
道宮と遠距離カポー。

黒尾 気づく。突く。

自分の気持ちに気づく(笑)

押す。てか、慰める。

俺にしとけよ。みたいな。
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最近は熱しやすく冷めやすい。おかげで、取り扱いジャンルがぽこぽこと増える始末。薔薇も百合も結構いける雑食。
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